【見落とし注意!】認知症の初期症状3選と早期発見のポイントについて解説

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皆さんは認知症の症状について、どのくらい把握していますか?厚生労働省によると2025年には65歳以上の高齢者の5人にひとりが認知症になると予想されており、家族や身近な人が発症する恐れも十分にあります。

今回は認知症初期に現れやすい症状3選と、家族や身近な人が早期発見できるポイントを紹介していきます。この記事を読むことで、早期に認知症の症状に気づき、進行を遅らせるためのケアや環境を整える事ができます。認知症の初期症状は知っていて損することはありません。是非、参考にしてみて下さい!

目次

認知症の初期症状3選!

認知症は初期症状を見分けるポイントは、日常の中でのちょっとした違和感に気づくことです。認知症の症状は年齢相応の物忘れや気分の浮き沈みなどとは根本から違います。

ここでは、認知症の初期症状を3つに厳選して紹介していきます。

  • もの忘れが特に多くなる
  • 日常的な判断ができなくなる
  • 物事に取り組む意欲が無くなる

それぞれ解説していきます。

もの忘れが特に多くなる

認知症の初期症状のひとつは、日常生活の中でもの忘れが特に多くなることです。老化でも記憶力低下はみられますが、老化による記憶力低下とは異なる症状がでるのが特徴です。

たとえば、遠方の家族と電話をした後に、「電話の時にそんな話もしたかな?」と一部を忘れていてもそれほど気になりません。しかし、「最近は全然電話もしてないよ」と電話をした出来事をまるごと忘れてしまうと、遠方の家族のことが気になり何度も電話をしてしまったり、日常生活に支障が出る恐れがあります。

認知症によるもの忘れは老化でのもの忘れとは異なるため、特徴を覚えておくと良いでしょう。

認知症になると、体験したことの一部ではなく、体験を丸ごと忘れてしまうため、日常生活に支障が起きやすくなります。

日常的な判断ができなくなる

認知症の初期症状のひとつは、日常的な判断ができなくなることです。認知症により理解力や判断力が低下すると、最低限の日常の生活にも支障が出るため、周囲のサポートが必要になります。

たとえば、家から行き慣れたスーパーまでの道のりでも、日常的な判断ができなくなると、途中で道を間違えてしまう恐れがあります。また、そこから元の道へ戻ることが出来ず、自力では家に辿り着くことが出来ない場合もあります。

また、料理の手順が分からなくなり、別の作業に気を取られてしまい、火をつけたままの状態で放置してしまう危険性もあります。日常的な判断が出来なくなるくらい判断力が鈍くなってしまう場合は、認知症を疑いましょう。

物事に取り組む意欲がなくなる

認知症の初期症状のひとつは、物事に取り組む意欲が無くなることです。認知症により記憶力や思考力が低下することで、現状やこれから起こることが上手く理解できずに意欲が低下してしまうからです。物事に取り組む意欲が無くなることで、人格が変わってしまったと感じることもあります。

たとえば、楽しみに通っていたサークル活動に通わなくなったり、人と会うことを避けるようになることが特徴としてみられます。日常生活の中で、物事に対する意欲が無くなったり、落ち込みやすくなるような状態が続く時は認知症を疑いましょう。

早期発見のためのポイント3選!

認知症は自分では自覚しにくいこともあり、早期発見には家族や身近な人の気付きが大切になります。早期発見のためのポイントを3つに厳選して紹介していきます。

  • 元の性格や行動を覚えておく
  • 日頃からまめにコミュニケーションをとる
  • 家の中が片付いているか確認する

それぞれ順番に解説します。

元の性格や行動を覚えておく

早期発見のためのポイントのひとつは、元の性格や行動を覚えておくことです。認知症の特徴として、以前と比べて人柄が変わってしまったと感じることがあるからです。

たとえば、元々の性格が大人しく、自宅では趣味の読書をしたり花に水やりをすることが日課になっている方が、自宅で過ごす時に本や花に興味を示さなくなると認知症を疑うと良いでしょう。

家族や周りの方が、元の性格や行動を把握しておくことで、変化に気付きやすくなります。

日頃からまめにコミュニケーションをとる

早期発見のためのポイントのひとつは、日頃からまめにコミュニケーションをとることです。認知症になると、精神的落ち込みで表情が乏しくなったり、会話の中で何度も同じ事を繰り返したりするからです。

たとえば、通常の電話だけでなく、テレビ電話でコミュニケーションをとることで、表情もしっかり確認することが出来ます。また、日常の会話の中で、記憶力の低下により同じ事を何度も繰り返すような発言がないかも確認すると良いでしょう。

普段の生活の中でコミュニケーションをとる事で、本人の行動や言動の変化に対して気づきやすくなります。

家の中が片付いているか確認する

早期発見のためのポイントのひとつは、家の中が片付いているか確認することです。認知機能低下により、作業能力の低下や精神的な落ち込みがあると、家の中の片付けができなくなるからです。

定期的に家に訪問し片付けが出来ているか確認を行ったり、家に行くことが出来ない場合は、テレビ電話を利用し家の中の状態を確認すると良いでしょう。

同居していない家族が見落としがちなポイントですので、定期的に家の中の状態や本人の部屋の状態を確認することをおすすめします。

まとめ

認知症の初期症状について解説し、家族や身近な人が早期発見できるポイントも紹介しました。認知症は進行すると介護量が多くなり、家族や周りの負担も大きくなります。認知症の進行を遅らせるためにも、認知症の初期症状を理解し早期に対応することが大切です。普段の生活の中で、少しでも違和感を感じた時は、かかりつけ医や専門医を受診するようにしましょう。

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