そもそも脳卒中とはどんな病気なの?
日本人の三大死因の一つとして知られている脳卒中ですが、正式には「脳血管障害」といわれています。
その中でも脳卒中は2つに分類されます。
・脳出血:脳の血管が破れる病気
・脳梗塞:脳の血管が詰まる病気
かつては日本人の死因の1位を占めていましたが、近年死亡率は減少し4位となっています。発症者は年間約30万人で半分以上が死亡や介護が必要な状態となります。
また介護が必要な疾患として1位は認知症ですが、それに次ぐのが脳卒中です。 医療技術の進歩もあり年々、死者数は減少しているものの介護と切っても切れない病気と言えます。
脳卒中の原因は?
主に動脈硬化によるもの
そもそも動脈硬化とは、血管が硬くなり柔軟性が失われてる状態を言います。そのため、血液が送り出される圧力によってダメージを受けやすくなってしまいます。また長い年月をかけて進行するものなので改善が難しいのが特徴の一つです。
多くの方が誤解していますが、この病気は中高年になってから起こるのではありません。10歳前後から徐々に進行し30歳頃になると完成され、それが動脈硬化として現れます。
動脈硬化が起こる原因やきっかけは様々ですが、主に下記のようなことがあります。
・LDL(悪玉)コレステロール
・高血圧症
・糖尿病
・喫煙
・肥満
・加齢など
つまり、脳卒中は生活習慣病が原因となり引き起こされると言えます。ということは遺伝病とは違い、生活を見直すことで早期発見・早期治療によって予防できる病気という見方ができます。
脳卒中の特徴
頭 | 経験したことない頭痛(バットで殴られたような衝撃) めまいや吐き気 |
顔 | 顔半分の麻痺(マヒ)・しびれ |
耳 | 他人の言うことが理解できない |
目 | 片方の目が見えない 物が二つに見える 視野の半分が欠ける |
口 | 呂律(ロレツ)が回らない 言葉がでない |
手 | 片方の手麻痺・しびれが起きる |
足 | 片方の足麻痺・しびれが起きる うまく力が入らず、立てない・歩けない・フラフラする |
予防するには何が必要?
食事を中心とした改善が不可欠になり、水分不足にも注意をしなければいけません。
脳卒中は冬に多く発症しますが、実は夏にも発症のピークを迎えます。 なぜなら夏は汗をかきやすいので血液中の水分が減り・固まりやすくなる傾向があるからです。
通常1日で2.4リットルの水分が必要量とされています。食べ物から約1リットルの水分が摂れるので、実際に飲み物としては約1.4リットル飲む必要があります。(※人によって差異が有ります。)
健康な人でも睡眠中は水分の補給ができないため血液の濃度が上がります。そのため水分不足に陥りやすくなるので、寝る2時間前に水分を摂ることを意識しましょう。
なかなか継続することが難しい運動にも心がけてほしいです。 特に運動の中でも有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、自転車、水泳)を行うことをおすすめします。
日本人は世界的にみても働きすぎで過労と睡眠不足になる人が多いと言われています。日頃から無理することなく適度に休む癖を取り入れることが大事です。
休みのときは仕事から離れ心身ともにリラックスすることでより効果が高まります。
もし脳卒中になってしまったら…
家族やあなた自身がもしも脳卒中になってしまったら、日常生活を送れるようにするためには治療が必要になります。
医師からの診察を受けた上で専門家の指導の元、理学療法、作業療法、言語聴覚療法などを行ってください。
一般的に脳卒中のリハビリ治療は「急性期」「回復期」「維持期」に分けられます。できるだけ早期に治療を行うことで効果も期待できます。
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