親が脳卒中になり突然倒れてしまったら…準備と心構え

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ご家族のサポートが必要不可欠です

突然の入院や介護がはじまり、不安を抱えているご家族の方も多いです。
「できる限りもとの体に戻ってほしい」
「回復してほしい」と願わずにはいられないと思います。

介護やリハビリはご本人だけでなく、ご家族や周りのサポート、理解が重要になってきます。
良い状態で残されている機能をリハビリをすることで、日常生活の動作を取りもしていくことができます。将来の生活での自由度に大きな差を生み出します。

リハビリは地道な努力を続けて少しずつ成果が現れます。なかなか改善しない症状にご本人もご家族も心が折れそうになることもあると思いますが、回復を目指すことを諦めないでください。

在宅介護で準備すること

脳卒中の場合、程度の差はありますが片麻痺が残ることが少なくありません。
もし脳卒中の後遺症の残る親を在宅介護しなくてはいけなくなったとしたら、どのような準備が必要でしょうか?状態によって準備するものは変わってきますが、用意しておくといいものをご紹介します。

【準備するもの】

着脱しやすい伸縮制のある素地の肌着(パジャマ)

着替えや入浴、トイレの際に肩や肘が思うように動かせず着脱のストレスを軽減できます。

怪我やアザを防止するためのアームカバーやレッグウォーマー

視野が狭くなることで人や物にぶつかってしまう恐れがあるので防止することができます。

その方に適した介護用の食器

手指が握ったままとなり開きにくくなるので食器が持ちづらくなります。適した大きさや重さ、形があります。

その他にも、浴室では滑らない椅子・浴槽内のゴムマット。トイレでは、座りやすくするためのバーを取りつけることでより安全に気をつけることができます。

介護保険が使える範囲のものもあるのでケアマネジャーなどに相談することをおすすめします。

在宅介護と施設介護

介護する場所は大きく2つに分けることできます。
「在宅介護」と「施設介護」です。 どちらもそれぞれ異なったメリットがあります。

【在宅介護のメリット】

・住み慣れた家や環境で生活できる
・経済的、負担が少ない
・家族と一緒なので精神的に安心できる

【施設介護のメリット】

・お世話ではなく介護のプロに任せることができる
・介護する方の時間
・精神、肉体的な負担の軽減ができる
・家族以外の方との交流が持てる

状況や状態により介護する場を決めるのは、ご本人やご家族の方です。 ただ、近年問題となっているのが、在宅介護で介護者が周囲や社会と接する時間が減少し孤独になるケースがあることです。

介護も思っていたよりも長期化することもあり精神的・肉体的な負担が大きくなります。 一人で全てを抱え込まず、相談できる人などを作っておくことが大切です。

介護は専門施設や機関がございます。
「介護の相談はどこにしたらいいの?」とお困りの方は介護保険の申請方法についての記事がございますので併せて参考にしてみて下さい。

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