介護施設選びの方法は？社会福祉法人と株式会社どっちが良いの？

前編は↓

今回の動画のあらすじ

この動画は介護施設の選び方の解説動画です。社会福祉法人と株式会社について、それぞれのメリットやデメリットをご紹介しています。それぞれの法人は成り立ちが異なるため、性格も大きく違うのが特徴です。介護施設を選ぶ際はそれぞれの特徴を理解して、自分に合った施設を検討すると良いでしょう。

動画の見所を解説

この動画の見所は社会福祉法人と株式会社のメリットの違いです。実際に介護施設を運営する管理者が、利用者や介護職の目線から介護施設の違いについて解説します。具体的な解説ポイントは以下の2つです。

• 社会福祉法人のメリットは安定性
• 株式会社のメリットは成長性

それぞれ順番に解説します。

社会福祉法人のメリットは安定性

社会福祉法人のメリットは安定性です。地域福祉貢献の位置づけがあり、倒産が少ない法人です。職員にとっては急な雇い止めがなく、利用者にとっては急な利用中止がないのがメリットと言えるでしょう。

また社会福祉法人は全国展開せずに営業地域がコンパクトに収まっている傾向があります。スタッフの異動の際も近隣や同一地域で就労できるのが一般的です。中小企業的な立ち位置で拠点数が少なく、異動そのものもあまり発生しません。

また、社会福祉法人だけが運営できる特別養護老人ホームは利用料金が安く安定性も高いです。部屋のタイプにより料金は変わりますが、本人の所得次第では減額制度があります。減額が適応されると本人の収入だけで利用料金を支払える場合が多いです。利用者を集められるため、比較的経営が安定しており、スタッフも安心して働けます。

安定性を求めるのであれば社会福祉法人がおすすめです。行政からの補助が手厚いため、信頼感のある運営が期待できるでしょう。

株式会社のメリットは成長性

株式会社のメリットは成長性です。介護以外の事業がもとにあるため、資金が潤沢な傾向があります。介護以外の事業が潤っていると介護事業にも資金を投入できるでしょう。スタッフとしては好待遇が期待でき、利用者としては質の高いサービスや施設設備が期待できるメリットがあります。

また大きな株式会社であればシステム面がしっかりしているのが特徴です。研修制度が整っており、グループ会社であっても教育がしっかりしている傾向があります。質の高いカリキュラムが組まれていればスタッフのスキルアップに繋がり、一定水準のスキルが期待できるでしょう。

有料老人ホームはお金をかければ豪華な施設に仕上がります。コンシェルジュがいるような、入居金1億円を超える施設にすることも可能です。資金を投入しやすい株式会社ならではの方向性だと言えるでしょう。

成長性を求めるのであれば株式会社がおすすめです。介護部門以外の資金を導入すれば質の高いサービスの提供や福利厚生が期待できます。

介護施設選びは自分に合った経営方針を見つけるのがポイントです。介護施設はそれぞれの施設方針により特徴が大きく異なります。あまり社会福祉法人や株式会社といった区分に気を取られすぎないほうが良いでしょう。

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