要介護1どんな状態なの?
要介護1は、基本的には一人で生活できる状態です。
要支援1~2と比べると物忘れなども増え「あれ?」と思うことが多く感じられます。
理解したり、考えたりといった部分に低下がみられると言えます。
要介護1であるあるな課題や大変なこと
- 何も無いところで転倒しそうになることがあります。自力で歩くことに不安を覚えます。
- 自分だけで薬の管理をすることが難しくなります。
- 同じものを何度も買ってしまうことがあり、一人での買い物が難しくなります。
※これらの心身状態はあくまでも一例で全ての人に当てはまるわけではありません。
要介護認定基準時間
要介護認定基準時間とは、コンピューターによる分類で1分間タイムスタディ・データから心身の状況が最も近い高齢者のデータを探し出し、1日のうち介護に必要とする時間を示すものです。
要介護1の場合、要介護認定基準時間は「32分以上50分未満またはこれに相当すると認められる状態」とされています。
要介護1の方が在宅で生活する時に気をつけるべきこと
主にお金や薬、買い物といった管理という面でミスが目立つようになります。
買い物から帰ってくるのに時間がかかることもしばしば。
道に迷い自宅に帰れないことで動揺し、交通事故にあってしまうこともあります。
ご家族の方が頻繁に会いに行けない場合は早期に認知症を発見することも難しくなります。
認知症が進行すると「水の出しっぱなし」「火の消し忘れ」が増えます。
自分ひとりで何でもできる身体ではなくなってきていること、手助けが必要な状態になってきていることをご本人やご家族が受け入れることも大切です。
介護度の維持や改善するためのおすすめリハビリ方法
油圧式マシントレーニング | 油圧式なので関節への負担少なく、筋力負荷がかけられます。 |
レッドコード | リハビリ先進国ノルウェーで生まれたサスペンションエクササイズ。 赤いコードに荷重し、様々なストレッチや体幹トレーニングが出来ます。 |
スタジオプログラム | 音楽に合わせて体操や有酸素運動、自重トレーニングを行います。 |
物理療法 | 医療用メドマー、低周波治療器、高周波治療器、ホットパック、牽引など ドクターのリハビリ指示に基づいて行う物理療法リハビリです。 |
症状を悪化させないために
痛いところや動かしづらい箇所が増えてくるため、どんどん体を動かさなくなります。
体操やリハビリを通して運動能力の機能を低下させたないことで認知症の進行をおさせることができます。
食生活も自分の好きなものだけを食べるのではなく栄養面も工夫する必要があります。しっかり噛むことや口腔機能の維持や向上を図ることも大切です。
ご家族はもちろん、家族以外の人との交流や会話をすることで豊かな表情をつくることができます。考えたり物事を正しく判断するには知的好奇心を高めることも効果的です。
リハビリに特化した介護施設の活用もおすすめ
一昔前ですと、閉鎖的で暗いイメージのある介護施設も現在は明るく行きやすいリハビリ施設も増えてきました。ひと言でリハビリといっても、リハビリの専門家による機能訓練が受けられる施設や、独自のリハビリプログラムを実施している施設もあります。リハビリの種類もこれらがあげられます。理学療法(PT)、作業療法(OT)、言語聴覚療法(ST)です。
理学療法 (PT) | 基本動作(起きる・立つ・座る)のトレーニングや歩行訓練 専用のリハビリ機械や用具を使用 |
作業療法 (OT) | 作業活動(着替える・入浴する・料理を作る)を通じて、社会生活を送るために必要な機能回復・維持 |
言語聴覚療法 (ST) | 「聞く・話す・物を飲み込む」といった聴力や言葉、嚥下(えんげ)に関わる障害の改善訓練を行い回復を支援 |
大阪市生野区にあるココナラ巽は、事故や発病後のリハビリを必要とする方へ、医療的支援と介護的支援を組み合わせながら、全方位からリハビリをサポートします。